さらっとネタバレビュー

 

T2 トレインスポッティング観た。
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ドラッグ漬けの毎日の中、売人から手に入れた大量の麻薬で一攫千金を企んだ若者たちを描いた『トレインスポッティング』。

それから数十年後、すっかり大人になったレントンとその仲間たちですが、そのワルっぷりは健在。

今度はポルノの世界へと手を出すことになり…。

 

 

あれから20年。

相変わらずな4人がそこにいた。
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だけど時間はちゃんと流れていて、あの10代~20代の何をしても笑えていた日々はどこへやら。
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みんなそれぞれ40代~50代ならではの問題を抱えている。

 

ユアン・マクレガー演じる、レントンは仲間を裏切った20年間アムステルダムで暮らしていた。
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結婚もしたし、病気もした。

 

あんなに愛してやまなかったヘロインも両親のチカラも借りて辞めたまま20年が過ぎた。

 

でも色々あって地元へ帰ってきた。

 

実家に立ち寄り、父親に会う。

 

父親とも20年会っていなかったんだろうか。

 

母親が病気で亡くなった事を聞き、肩を落とすレントン

 

『お前の部屋はそのままにしてある』

と父親に言われ、部屋へ行ってみる。

 

昔よく聴いていたあのレコードをセットするも、やめる。

 

 

まず手初めに、レントンと仲の良かったアホ過ぎるのになんだか憎めないヘロイン中毒者のスパッドに会いにいく。

 

スパッドはというと
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ヘロインから脱却し、職にも就き結婚をして子供も儲けた。

 

でもサマータイムのせいで色んな事が一気に崩れた。

 

仕事に1時間遅刻しクビになり、失業手当について相談に行くのも1時間遅刻しダメ。

 

生活保護の申請も1時間遅刻。

すべて1時間の遅刻でダメダメダメダメ。

 

サマータイムの弊害というか、やっぱりスパッドはスパッドだなと思う設定というか。

 

まあでもそうだよね。

 

ヘロイン中毒で時間の概念が無かったスパッドがサマータイムを知っているわけがない。

 

そんなこんなで職も家族も失ったスパッドは妻へ遺書を遺し、クスリを飲んでビニール袋を被り死のうとする。

 

そこへレントンが現れる。

 

ノックしても出て来ないスパッドの部屋から物音がして玄関のドアの壊れている部分から中を覗くと、ビニール袋を被って倒れているスパッドを発見したレントンは玄関を蹴破って助ける。

 

ここでトレインスポッティングらしい汚い表現が。。。

 

ビニール袋の中で吐いてしまい、スパッドは汚物まみれ…

 

そして20年間音沙汰無しだったレントンへの怒りから、そのままの状態で殴りかかる。

 

案の定レントンも汚れる。

 

(この時、奇しくもわたくしはコーンスープを食べていた…

残してしまったのは言うまでもない。)

 

気を取り直してスパッドは顔を洗い、レントンも汚れを拭き取り、二人は20年ぶりの再開を笑顔で果たす。

 

スパッドはレントンが大好きだ。

 

20年前、みんなでデカい仕事(悪いこと)をして得たお金の取り分をレントンはスパッドにだけ渡して逃げた。

 

だからスパッドは他の仲間の中でも恨みレベルは低かったんだと思う。

良い奴だし。

 

その後、レントンは大親友だったシックボーイこと、サイモンに会いにいく。
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 この20年どこにいて何をしていたかお互いに話す。

 

でもお互い嘘をついている。

 

そしてサイモンは20年前の怒りと不満をぶつけ出す。

 

もうこれでもかってくらいの殴り合い。

 

そんな事をしてからの、20年越しの『あの時』の取り分を貰う。

 

サイモンは未だにドラッグ漬け(主にコカイン)で、美人局のような事をして食い扶持を確保している。

 

でもそれはなかなかに強引なやり方で、後に脅迫・恐喝で訴えられる。

 

なんだかんだ有りながらも、サイモンはレントンを使って一儲けしようと考える。

 

20年前の仕返しのつもりか、はたまたただのクズかの判断は観ている側に任される。

 

でもやはり切れ者レントン

 

サイモンの企みにすぐ気が付く。

 

そしてサイモンに別れを告げること無く、アムステルダム行きの飛行機に乗って帰ろうとする。

 

でも帰らなかった。

 

アムステルダムに帰る理由は、妻と離婚して荷造りをしなければならないというもの。

 

でもそんな荷造りなんていいやってサイモンの家に押しかける。

 

サイモンに再会した時に子供が二人いて、ちゃんとした会社に就職し安定した生活をしていると伝えたが、本当は子供はいなくて、それが理由で離婚。

会社は他社と合併し、そろそろ自分は解雇通告が来るだろうとサイモンに告げる。

 

『俺の不幸が嬉しいだろう』とレントンはサイモンに言う。

 

サイモンは『もちろん』と答える。

 

二人の溝はすぐに埋まる。

 

だって小さい時から仲良しで、なにをするにも二人だったのだから。

 

初めてヘロインを買ったのも、打ったのも、盗みを働いたのも、何もかも二人でした。

 

こういう話の時に前作トレインスポッティングの映像が混ざってくる。

 

若い二人が懐かしい。

 

ある日、サイモンが恐喝で警察にしょっぴかれる。

 

署からレントンに『弁護士を頼む』と連絡してくる。

 

そしてレントンが相談に行った先の弁護士がまさかの元カノ・ダイアン。

 

当時14歳で幼かった彼女が今ではバリバリの敏腕女弁護士に。

 

言葉の端々にレントンを心配する素振りのダイアン。

 

優しいですね。

 

でもこのシーンしか出てこない。

 

多分彼女に依頼したのかな?

一応サイモンは釈放された。

 

が、示談金だか保釈金だかが必要でどうにかお金を作らないといけなくなる。

 

事業開発のための資金を貸してくれる所に目をつけたレントンがサイモンと二人でプレゼンをし、大金を得る。

 

映画の始め頃からちょくちょく出てくるサイモンの彼女で、サイモンの美人局の片棒を担いでる女の子ベロニカが本格的に本編に絡んでくるのもこの辺りかな。

 

そんなひゃっほーな幼なじみたちの生活を脅かす存在が現れる。

 

ベグビーだ。
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彼は人を殺し20年服役をさせられている。

あと5年は出られないけど、彼は脱獄をし妻と子の元へ戻る。

 

息子はホテルの経営学を学ぶために大学へ進学していた。

 

ベグビーの息子がしっかり者に!

 

最初は『さすが我が息子』みたいなこと言ってるのに、そんな息子を使って盗みに出掛けたりする。

 

やっぱりクズでしたね。

 

息子が『もうこんなことしたくない』と言った時の怒りっぷりときたらもう。

 

こんな父親ならいない方がマシだなーって。

 

んでなんだかんだあって恨みに恨んでいるレントンに会ってしまい、追いかける追いかける。

 

追いかけられているレントン
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前作のレントンと変わりませんね。
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どんだけ引かれるの好きなんだと。

 

こういう小さな所で前作とシンクロさせるのきらいじゃない。

 

そして今回のトレインスポッティングはもしかしたらスパッドの回なのかもしれないと思うくらいスパッド活躍します。

 

レントンがスパッドと山まで走って、スパッドにヘロインから脱却を指南した所から彼は変わっていくのです。

 

ヘロインをやらなくなった代わりに、スパッドは自分の歩んできた物語を書き始めるのです。

 

これには理由があって、サイモンの彼女ベロニカが『あなたの話は面白いから本にしてみたら?あなたの言葉で描くの』って言葉がスパッドを動かしたのですねー。

 

レントンがベグビーに追われているのをどうにかしようと頑張ったのもスパッド。

 

スパッドのターン、やっと来ましたな。

って思うような終わり方だったし。

 

スパッドの人の良さが顕著に現れたエンディング。

 

レントンとサイモンはやっぱり仲良しだし、ベグビーは無事に刑務所へ戻されたし。

 

そうそうベグビーもちょっとだけ『お父さん』になったんですよ。

 

レントンを殺しに行くと決めた日、スパッドの書いた昔の自分の話を読んで息子に話すんです。

 

『大学がんばれよ。経営学だかなんだか知らんが俺みたいになるな。』って。

 

ベグビーのお父さんは酒呑みで、ベグビーはそんなお父さんが嫌いだったんでしょうね。

 

俺はバカだから…って言うところがちょっと切なかったけれど、ベグビーの父性を動かしたのもスパッドの書いた物語のおかげで。

 

最後の最後にちゃんとお父さんの姿が見られるとは。

 

うーむ。

 

でもやっぱりレントンは殺したいのね、って思うと『イイヒト』にはなれないみたい。

 

そして20年前はレントンがお金を持ち逃げしましたが、今回はベロニカが持ち逃げしました。

 

地元に帰ったベロニカを待っていたのは小さな息子。

 

彼女もまた色んな事があった人だったのね。

 

最後の最後にこういうの持ってくるのずるいわ。

 

んで、スパッドはというと

奥さんに自分の書いたものを読んでもらって

『タイトル思いついたわ』って奥さんに言われるのね。

 

これは出版する感じかしらね(*´ч`*)

 

 

もし出版されたとしたらその本の題名は

トレインスポッティング

なんじゃないかなー。

 

映画化されて20年後にまた同じキャストと監督で続編が出されるミリオンセラー本間違い無しですね。

 

 

みんな歳をとったけど、その分いろんな事があって成長している所がある。

 

でも変わらない友情ってのも存在して、その友情があるから生きれる。

 

レントンが自室に戻って昔よく聴いていたあの曲を流し踊り出したところで映画は終わる。

 

きっとこれからも彼らは変わらない所は変わらずに生きていくんだろうなと思いまんた。

 

前作で亡くなったトミーも昔の映像でちゃんと出てきたし、レントン・サイモン・スパッドの3人がトミーのために花を持って出掛けるシーンなどもあって、あの頃の友情はやはりそのままなんだと『友情』『青春』をそのまま抱えて生きていく様を見せ付けられた気がしましたわ。

 

彼らの青春は青春のままに、彼らは皆おじさんになって、これからおじいさんになるのだろう。

 

私もそう。

 

みんなみんな歳をとる。

 

変わらない所もあれば、変わる所もある。

 

みんな変わらないなんてことは無い。

 

今ダメダメでも10年後、すごい人になっているかもしれない。

 

今イケイケでも10年後、嫌な人になっているかもしれない。

 

予測できないから怖いんだろうけど、予測できないから楽しいのが未来ってもんなのかしらね。

 

なんてね。

 

確か初めてトレインスポッティングを観たのは15歳でしたかね。

 

ということは、あれから14年か。

 

色々変わったな。

 

あの時の親友はもういない。

 

でもあの時たのしかったという事実は変わらない。

 

これからも思い出す度に、あの時の思い出は変わること無く私の人生に影響されるでしょう。

 

いつかまたどこかで会えたなら、レントンとサイモンのように大喧嘩してでも話をしてみたいものです。

 

それにしてもトレインスポッティングのサントラは前作もだけど、今作も最高ですな。

 

サントラがバカ売れする映画ってあまり無いけど、トレインスポッティングはバカ売れしたらしいですよ。

 

映画のサントラで買ったことあるのは、

バーレスク

・コヨーテアグリー

・ピッチパーフェクトくらいかな。

 

どれも素晴らしい映画なので是非。

 

トレインスポッティングは未成年に見せちゃダメよ的な注意書きがあったのでアレですが、でもあーいう作品ほど未成年に見せるべきだとも思うのよね。

 

1度ドラッグやったらおしまい。

 

1度道を踏み外したら再修正は難しい。

 

でも周りの人次第でどうにだって変われる。

 

誰かの人生に加担して生きていくのが人間。

 

少しでもいい影響を与えられる人になりたいものですねー(´-`).。oO